台風のあとのビーチコーミング。トゲノコギリガザミ、かな?

動物
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チャーミー恐るべし

台風24号、またの名をチャーミー、なかなかのツワモノだった。
宮崎には日曜日に上陸。けっこう被害を受けたようで、東九州自動車道は一時通行止めとなり、運送会社の大型トラックがなだれ込んだわが通学路は大渋滞。僕は新学期の最初の授業から遅刻をしでかすことになった。

さて、珍しいシギチが吹き飛ばされてきてないかなあと思い、浜辺へ。そしたらなんと

( ゚Д゚) 浜がない!

あのコアジサシの繁殖地になっていた浜が、そっくりそのまま流されて消えてしまったのである。これはもはやシギチどうこうの話ではない。

漂着物を漁る

ないものは仕方がないので、面白いモノが流れ着いてないか、漁ってみようと思う。

ビーチコーミングって言えば、おしゃれでかっこいいけれど、やってることはあそこにいるカラスたちとさして違いない。

漂着物その1.イセエビの頭

でーん。なんだかヘルメットみたいなものが落ちてるなあと思いながら近づいてみると、まさかのイセエビ。大きさはこの頭だけで20㎝近くある。野生ではもちろん、売ってるやつでも見たことがないサイズ。(というか食べたことがない。居酒屋でバイトしていた時に見たのはこの半分くらいの大きさだったと思う)
のたれ死んじゃうくらいなら食べてやりたかったわい、と指をくわえる。

漂着物その2.トゲノコギリガザミ?

これまた大きなカニが落ちていた。

靴のサイズは27㎝です。

(^^)/ はい!はい!わかった、ガザミ!遊泳脚あるもん!鉄腕ダッシュで見たことある!

と思ったのだけれど、調べてみるとガザミの仲間が割とたくさんいて、しかも識別が難しい。そもそも我が家には甲殻類図鑑がないので、インターネットで情報を仕入れるしかない。(そう、つまりさっきのイセエビだって本当は怪しい。ロブスターかもしれん)

ずぶの素人が小一時間グーグル先生とにらめっこして、たどり着いたのが、トゲノコギリガザミという種類。ノコギリガザミ三種(トゲノコギリガザミ、アミメノコギリガザミ、アカテノコギリガザミ)までは絞り込めたけれど、その先が難しい。

頭のあたりの突起の形と、鉗脚腕節(鋏のつぎの節)の突起で目立っているのが内前方のだけであることが、トゲノコギリガザミの決め手になった。けれど、死後で体の模様がはっきりしない。ほんとなら遊泳脚(一番後ろのうちわみたいな脚)に網目模様がもう少しはっきり見えてほしいところ。

今回お世話になったサイトはこちらです → トゲノコギリガザミ (Green Mud Crab) – 眼遊
各パーツがアップで詳しく説明されていてとても分かりやすかったです。ありがとうございました。

僕は甲殻類は右も左もわからないので、ひとまず「トゲノコギリガザミ、じゃないかな?」くらいにとどめておこうとおもう。

ちなみにトゲノコギリガザミだったとしたら、めちゃくちゃ高価(一匹500gで7000円とか)でおいしいらしい。生きててくれりゃ食ったのに。

漂着物その3.ゴミ

なんだかんだ、ゴミが多いのは残念。日本のアルコール類の空き缶がいちばん多かった。これは氷山の一角で、この何十倍も何百倍も大海原をぷかぷかしていると思うと、何とかならんもんかと思う。一個や二個なら拾って帰ったけれど、この量はちょっと断念せざるを得ない。

おまけ:トウネンもビーチコーミング

僕のことも漂着物の一部くらいにしか見てないのか、今日はトウネンがとても近づいてくれる。

ビーチコーミング・トウネン。おいしいもの見つかるといいね。

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