(´・ω・) ぼくの鼻はよくないらしい……

ツワブキを採って、アク抜きして、0円の煮物になるまで。

ツワブキを採って、アク抜きして、0円の煮物になるまで。

5月はツワブキの季節

春は色々な植物が芽吹く。そして芽吹きたての植物は、柔らかくて美味しい、らしい。
シートン動物記でも、ハイイログマが冬眠明けに真っ先に食べるのは、芽吹きたての柔らかいフキノトウだって書いてあったなぁ、と思ったとたんにお腹が鳴る大学生である。

そんなこんなで、5月、フキノトウの季節はもう過ぎてしまったけれど、ちょっとほろ苦の山菜を食べたくなったので、ツワブキを採る!

ツワブキってこんなやつ


こんな、傘みたいな植物がツワブキ。単に「ツワ」と言ったりもする。フキに比べて葉に厚みがあって艶がある。「艶のある蕗」で艶蕗、つわぶきとなったらしい。
他は知らないけれど、宮崎ではフキよりもツワブキの方がより馴染みがあるように思う。

美味しいツワブキの見分け方

傘のような見た目のツワブキ、と紹介してしまったけれど、傘のようになったやつは食べられない。冒頭の通り、美味しいのは芽吹きたての柔らかいやつなのである。

どういうのかというと


こういうの。

・葉が開ききっていない
・綿に包まれているくらい若い
・でも太い

というのが、美味しいツワブキ三原則。(と、昔じいちゃんに習いました)

無論、林の中の日陰になっているところにも生えているのだけれど、意外に穴場なのが、植え込みの中。

ツツジの植え込みの中を覗くと、葉が開ききっていないけれど、日が当たらないので光を求めてよく伸びた、いいツワブキが結構生えている。キャンパスの植え込みがバイキング状態である。

というわけで、ツワブキを一掴み分だけいただいて、家に帰ってアク抜きじゃ(`・ω・´)

ツワブキの下ごしらえ

ツワブキを採ったらすなわち食う、とはいかない。苦くて食えたもんじゃありません。色々と下ごしらえ、下処理がある。


採ってきた分はこちら。
もっと採りたい気持ちを抑えて、一掴み分にとどめたのは、あんまりたくさん採ると下処理が面倒だから。
面倒と言いつつも、30分もあれば終わるので、ちゃきちゃきしちゃいましょ。

皮をむく

これが、ちとコツがいります。いろんなやり方があるようだけど、一番簡単だと思うのはこのやり方。

まず前もって湯通ししたあと、皮を一筋むく。そしたら

真ん中でポキッ。


そのままスィーっと。


残った皮もむいてしまえばこの通り。最初の一筋で可能な限り広い幅の皮をむくようにすると楽です。


むき終えた分は、桶かボウルに水を張って晒しておくと、灰汁で黒ずみにくい。

あく抜き


鍋にたっぷりのお湯を沸かす。皮むきの間に沸かしておくと時短。(だけど皮むきで焦ってしまってうまくいかないであろう僕は、のんびり参ります)


お湯が沸いたらツワ、あとお塩を多めに投入。
中火で5分、苦いのが嫌なら10分茹でる。

〜〜5分後〜〜

見よこの煮汁の茶色さを! 灰汁の強さを再認識。


流水で洗って、水にしばらく晒しておく。


お味見。
これで (´Д` )苦ぁ とならなければ大丈夫!

黒いところって食べられる?

ここでふと気づく、ツワブキの黒ずんでしまった部分。
生のうちに折れたりして傷んだ部分がアクで黒くなるのだけれど……
(・・?)ここって食べて大丈夫なのかな?
とふと疑問がよぎる。


というわけで食べてみた。

結果は……
d( ̄  ̄)問題ない。おいしい。
緑色の部分となんら変わらぬお味でした。
あく抜きは無事完了!

沢村貞子の筍、ふき煮つけ

沢村貞子の「わたしの献立日記」という本がある。

エッセイと、あとは毎日の献立をひたすらメモしたものとが並ぶ、不思議な本である。たまに献立の参考に眺めるけれど、ちょうどこの日のあたりを眺めていると


「筍、ふき煮つけ」
という文字が目にとまった。やっぱり五月はふきの季節なのだ。

しかもちょうどいいことに、たけのこも冷蔵庫にある。

ちなみに、このたけのこはじいちゃんが山から採ってきたやつである。
ということはつまり……

こういうことである。
どっちも0円の、ゼロ円煮つけが出来てしまう!

というわけで、

・出汁300ml
・醤油大さじ2
・みりん大さじ1
・砂糖大さじ1

(ずいぶん適当です)

で煮つけたものがこちらでございます。

これが0円で作れたっていう事実だけでおいしい(もちろん味もおいしゅうございました)。

是非お試しアレ。